現場で生産管理を行なう場合の簡単な方法を説明します。


納品に直接かかわる生産現場は、進度表を用いて生産管理を行ないます。
また直接納品にかかわることは、本日出荷指示担当者別などを用いることになります。
簡単で本当に分かりやすい生産指示手法として、本日生産指示部署別リアルタイムがあります。
山崩しに変わる必要な計算を完全自動で行い、本当に分かりやすい生産指示をリアルタイムで行ないます。
本日生産指示部署別リアルタイムのシステムがスムーズに稼動できるようになれば、全く本当の話、生産管理者要らずとなるでしょう。

これから説明する内容は、材料や資材から始まる底辺の現場管理についてです。
短納期になり、在庫減少の指示が会社側からある場合、もっとも生産管理が困難になるのがこの生産現場です。
筆者はプレス工程の現場にも長年いましたが、正直、生産管理よりマンパワーで生産の波を乗り切ることが本当の仕事となっていました。

いずみ生産管理システムでは、もともとは山積山崩しを行なうことなく生産管理できることを目標に据えて開発されました。
(この作業は入力指示その他、非常に手間がかかりますし臨機応変とは行きません。現場体制もそれに合わせたものである必要もあります。)
生産計画(予定)があるならば、それを自動計算してコンピュータに全てお任せではなく、現場作業担当者が何から手をつければよいのかを的確につかめる情報を現場にリアルタイムに伝えることが目的です。


社内の部署別生産管理と外注の生産管理は同じものとして扱われていますので外注に対する管理にもまったく同じ手順で必要な情報をつかむことができます。

注文書残数とは注文納期がその日付の、まだ納品されていない注文個数です。
納品対象でない部品も当然多いでしょうから、『注文書残数を無視』 するというチェックボックスがあります。
以下同じような理由で各チェックボックスを使用してください。
納品実績数とはその日に納品された製品の個数です。
日割りの進捗とは月間生産予定数に対する日割りの必要数の差です。
展開済み在庫数(理論在庫)と使用実績、日割り数から計算して求めてあります。
生産実績数とは受け入れしたとか生産したその日の実績数です。
使用実績数とはその部品の納品その他に関係なく得意先にその部品が何個何らかの形で取り付いて流れていったかの総数です。
展開済み在庫数とは月次在庫、理論在庫のことです。
生産支援を行なうものはプルダウンメニューの生産計画の中にあります。

更新日 2001年11月27日