みなし在庫
本当の実在庫は、入庫、出庫の実績を全て追いかけてゆかないとつかめなくなるものです。
どこに何が何時いくつあるかなどを正確に把握することは、少し規模の大きな部品点数の多い工場になると、コンピュータのみで上手く管理することなど絶対に不可能です。
ヒューマンエラーは必ず発生しますし、戻し入れなど在庫管理を混乱させる事態は日常的に起こり得ます。
また入出庫を管理するための伝票発行数は天文学的なものとなり、現場作業を混乱させる元ともなってしまいがちです。
そこでどうせ管理が難しい在庫ならば、徹底して簡単に扱える在庫管理にしてしまおうという考え方がみなし在庫です。
みなし在庫では入出庫伝票などを用いず、作業実績や出荷実績、仕入れ実績や外注委託分の受け入れ実績などで在庫を追跡します。
この方法は在庫を追跡するための煩雑な伝票作業が全く必要ないと言う利点が非常に大きいですが少し大雑把な在庫管理といえます。
でもどうせ在庫は一般企業では正確にはつかみきれませんので、これで在庫管理は必要十分であるという意見もあります。
在庫修正や、リアルタイムな在庫を追跡する手段として非常に優れています。
いずみではこのみなし在庫をリアルタイムな在庫管理の中心に据えています。
親部品から全ての子部品に至るまで、スムーズにしかもリアルタイムに在庫は引き落とし処理されます。
生産管理