リアルタイム材料在庫の追跡について説明します。

いずみ生産管理システムの内部では、材料の在庫をグラム単位の重量で取り扱っています。
そのため、一個あたりの材料重量をまず登録する必要があります。
資材でも部品の形態をもつものに対しては、製品コードを持たせ、部品として扱ってください。
ここでいう材料とは、その材料の特性が変更され、全く別な製品に加工される購入資材のことです。
鉄板や線材、粉や液体などがこれに当たります。

材料については、製品コードと一対となっています。
現在、多種類の材料から一個の部品を製作するという登録管理はできません。



それぞれの項目に対して入力を行なっていください。
材料の出庫単重というのが、部品一個あたりの材料重量です。
スクラップになる重量も加えた重さをグラムで登録します。

現在の材料管理は、プレスが中心となっています。
必要なデータのみ入力してください。


材料の在庫については、もっとも管理しづらく、在庫値をあわせにくいものです。
丁寧に製品を加工できた場合、予定数よりも随分と多い個数が生産できたりします。
また錆びや傷、金型破損、勝手に別の製品に使いまわしたなど、生産管理する上で必ず鬼門となる部分です。



各種作業フォーム上に、在庫の消去ボタンをリアルタイム材料在庫の場合に限って設けてあります。
作業現場で、実績打ち込み時、材料を使い果たした場合は、必ず消去ボタンを押すようにします。
当然ですが、材料入庫実績の打ち込み作業前に、材料の使用が発生すると、在庫は大幅に狂います。
その時、消去ボタンを押されますと、確実にワンロット分在庫が狂いますので注意してください。

更新日 2001年11月16日